新緑の青葉が繁れる季節を迎え、皆さま、お元気にお過ごしと存じます。
前春日市議会議員の 迫 けんじ です。

今回は皆さまに応援と協力と御迷惑をおかけしながら、落選してしまい、大変申し訳ございません。驚かれた方も少なくなかったと思います。すみません。

議員として4年間の政治活動は、インフラ整備(コミュニティバスの弥生地区運行)、教育行政(小中学校のクーラー設置)など、小さな事から大きな事まで、しっかり実績は積んできましたし、春日市のために、頑張ってきたと思います。
私自身が「落ちるはずがない」との根拠のない理由で選対を動かして、自己満足的な一方的なやり方で活動を続けてしまった事が大きな敗因です。
仲の良い仲間たちが出来る時に出来る事を無理せず活動し、妻も4人の娘たちも家族でできる事は家族でしっかり活動してきました。
仲間がいて、家族も仲良く、進行具合も何もかも順調で、争いも起こらず、悪いうわさも全く聞こえず、ご高齢の方から子どもたちまで誰からも応援していただいて、『迫さんは大丈夫』との声が支援者や味方だけでなく、事もあろうか対立候補にも蔓延し、私自身も有頂天で油断していたことも事実です。

【古き良き時代の再生を基本にしながらも古き悪しき習慣を是正する政治活動の実現】を掲げて、公職選挙法をしっかり守り、戸別訪問は一切せず、市民感覚から、人が嫌がるハガキの強要、しつこい電話、無用な挨拶なども行いませんでした。
ここで、私が同じ手法で活動したら、次世代の方々に負の連鎖が起こり、いつまでたっても法律を無視し、市民感覚の政治活動、選挙活動が行えず、政治離れが続く事を懸念して、私は手作りの新しい形の活動をしてきました。
選挙前だけ、頑張る形の政治家を全否定して、4年間の政治活動を見ていただいて、次に期待していただける様な、そんな自然の流れで当選したかったという強い気持ちがあります。

そんな私の意向を理解していただいて、一切、不満を言わない服部後援会会長夫妻には最大級の感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいです。
仲間たちも、また、支援された方々も、私の当選を信じていただいたのに、結果として目的が果たせませんでした。すべて私の責任です。
そのような信念を貫き通した活動に対しては後悔していませんが、結果がでなかった事に対しては猛反省しています。
無賃金のボランティアで活動していただいた大切な仲間たちにも大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
4人の娘たちにも不安にさせ、親としての責任を痛感しています。
また、文句一言も言わず、責めもせず、愚痴もこぼさず最大限の協力をしてくれた妻に心から感謝しています。

落選後、周りに御迷惑かけた自分を責め、自己嫌悪からくる虚脱感で、今後の事は全く考える事ができず、食欲もなく、事務所の片づけ、経理の処理など粛々とこなしていました。
近隣の支援者や仲間たち、市の職員に会って話すたびに、心温まる励ましの言葉をかけていただき、また、ショックで泣き出す方もいて、多くの皆さまに御迷惑をおかけした事の重大さを認識するとともに、ありがたい事に今後の私に対する大きな期待を感じる事ができました。
また、仲間たちが、代わる代わる家に来て元気づけてくれたり、外へ連れ出してくれたり、また、メールや電話で慰められたりして、少し時間はかかりましたが、おかげさまで元気になり復活しました。
最高の仲間たちに感謝しています。

いつまでも負のオーラを出していても、周りの皆さんも私自身も良い事はひとつもなく、考えてもどうしようもない事は考えこまず前を向いて、どんとこい!と頑張ろうという気持ちでいっぱいです。
選挙後のあらゆる処理が終わり次第、生活のために仕事をしなければいけませんが、今の私の気持ちは4年後に向けて始動し、爆発しています。

リベンジ、倍返し、再チャレンジの強い意思を持っています。
何が足りなかったのかを考えるきっかけとなったこの落選を私は、前向きに且つ謙虚に受け止め、私自身の性格の悪い膿を出し、人と人の絆の大切さ、仲間の偉大さを心に刻み込み、しっかり生きていこうと思います。
春日市のために、ご高齢の方々や、子どもたちのために、まだまだやりたい事、やらねばならない事が沢山あります。この思いを4年後に繋げるためにも、皆さんの力が必要です。どうぞ、力をお貸しください。
4年間、しっかり勉強し、充電して再び、政治の道を目指したいと思います。
必ず強く、大きくなって春日市のために働いてみせます。

本来ならば、ひとりひとりに直接、お会いするか、お電話しなければならないところを、長文で失礼いたします。
過ごしやすい季節ではありますが、体調を崩さない様、お気をつけください。
ありがとうございました。

迫  賢二